翌日は、いよいよ本命「両国」蔵元の角星さんへ。
昨年、私が最も注目した蔵であります。春の鑑評会出品酒きき酒会で、純米クラスから
大吟醸クラスまで5種類程度をきき酒し、見事に惚れました。一般に市販されているお酒は、
はっきり言って県内平均レベル以下というのがそれまでの印象でしたが、
本当の実力は...
県内ベスト5に入る程の凄いレベルじゃないですか!!
その差がどこからきているのか?何がだめなのか?
を、 知りたくて どうしても一度訪れてみたかったのだが、
結論から言って、今回の訪問では、確信に迫ることは出来ませんでした。
総勢11名の見学で、そんなことを話する時間は有りませんでした...
次回、必ずリベンジします。 どんなリベンジじゃい!!
そんな想い入れはさておき、蔵見学の感想。
蔵の位置としては、1日目に伺った男山さんの蔵とは山1つ挟んで直ぐのところ。
生産石数は700~800石と、男山さんよりだいぶ少ない。1500~2000石位造っている
と思ってましたが、ここ数年で相当減石されたようです。地元消費の割合が9割、特定名称酒
の割合が7割。
今年から杜氏さんが変わり(副杜氏or頭が杜氏になった)、お酒の味が変わるんじゃないか
と心配の声も聞こえてきていたが、全くそんな心配は無かった。
蔵の中を案内される前に、社長のお話が20分程度。蔵の経緯からどんなことを考えている
のかを懇切丁寧に話され、まじめな技術肌の方なのだという印象を受けた。
その後、釜場から案内されたが、傍らにいた新任杜氏は相当緊張しているように見えた。

設備の規模としては、裕に5000石を造れそうな感じで、今ではほとんど使われていない
ような大きなタンクがたくさん。小仕込み用のタンクは数本程度、仕込みのほとんどは
1.5~2t仕込みのようだ。
1.5~2t仕込みのもろみが2本(蔵の華55%吟醸&蔵の華55%純米吟醸)のタンクから、
お米たっぷりのもろみを回し飲み。うんま~い!!これが、3月の頒布会用のお酒だ!!

蔵の傍らには、小仕込み用のタンクが2本(蔵の華50%純米吟醸)。
これは、2月の頒布会用のお酒だ~。

もう少しで、これらのお酒が手元に届くのだ、飲めるのだ。と思うと、わくわく気分。
そんなことを考えていたのは、メンバーの中でも私だけだろう。
2階へ上がると、酒母室で待っていたのは、大吟醸の酒母さんたち。華やかな香りを醸し
つつあるお嬢様たちは、大切に大切に育てられていたのでした。

一通り蔵の中を案内された後は、いよいよきき酒のお時間。
準備していただいたお酒は、

19BY蔵の華50%純米吟醸-過熟気味で典型的な両国の市販酒
20BYまなむすめ55%別格純米-ほのかな酸味ですっきり
20BY一番仕込み別格無濾過原酒-高めの度数でほんのり甘
20BY本醸造-旨甘バランスよく飲みごたえあり、抜群に旨い!!
20BYにごり酒樋の口-最後に飲もうとしてたら、飲むのを忘れた
出来立て本醸造(火入れ加水タンクブレンド)が本当に旨かったのですが、これは急遽
このために詰めたもののようで、このままの状態では市販しないとのこと。
残念でなりません...このまんまで飲みたい!!
やはり、「両国」は侮れませんぞ。
こんな蔵だからこそ、何が何でも応援したい!!次世代まで生き残っていってほしいんです!!
もっと全国へ宮城に「両国・角星」あり!!と、アピールしたい。
今回、初めて社長のお話・お酒に対する想いを聞き、私のこの想いは更に強まりました。
この人、本当に酒造りが好きなんだ~。経営者・技術者の両方の立場で、凄く葛藤している
んだな~...
そして先日、以前のblogで書いた両国無濾過原酒頒布会の第1回目が届きました。
気仙沼産まなむすめ55%精米の特別純米酒。
開栓初日の感想は、硬くアルコール度数の高さからくる辛さを強く感じるが、含み後半でかすかな酸と余韻に程よい甘さがあり、現段階ではまずまずの出来。
頒布会用のクーラーバックも、凄くうれしいアイテムだ~。
